三菱ふそうトラック・バスは、バスにおけるウイルス対策として、バス室内の抗ウイルス剤塗布および抗菌コーティング施工の販売を開始した。また、大型路線バスでの新型コロナウイルス対策として販売中の「ウィンドバイザー」を小型マイクロバス「ローザ」向けにも販売を開始した。抗ウイルス剤塗布・抗菌コーティング施工およびウィンドバイザーは、全国の三菱ふそう販売会社と三菱ふそう地域販売部門にて販売している。
今回、新たにバス向けに特別仕様での展開を開始した「抗ウイルス・抗菌コーティング : 無光触媒 SKYBE-783」は、コスモ技研( https://www.cosmokk.co.jp )が販売し、ウイルス感染予防対策として、不特定多数の乗客が触れるバス車内のブザーやつり革、手すりなどに塗布するもの。同製品は、バス室内に散布することで、室内の付着ウイルスを15分で99%減少させる効果があるという。一度の噴霧で年単位の効果が持続し、有害物質などの臭いも分解する消臭効果もある。抗ウイルス剤塗布は、大型路線バスをはじめ、大型観光バスや小型マイクロバスにおいて、乗客に安全で安心な移動手段を提供する上で有効だとしている。同製品はふそうブランドのバスを製造する三菱ふそうバス製造の有資格者が施工し、ふそう製バスの新型車やすでに使用されている車両にも対応する。
また、大型路線バスにおける新しい生活様式として2020年に販売を開始したウィンドバイザーを小型マイクロバス「ローザ」向けにも特別仕様での販売を開始した。ウィンドバイザーは雨天時の窓開放中に雨水の侵入を防止して車内換気を可能するもので、後付けとして側窓部に装着が可能。窓の前側および後ろ側に装着することで、雨天時でも雨水の室内侵入を防止して10cm窓を開放できる。これにより、車内外に風を通すことで車内のさらなる換気が可能になる。ローザ向けのウィンドバイザーは、ローザ特有の窓の形に合わせた形状となり、両面テープで容易に取り付けが可能となっている。