表面技術協会は2月24日、東京・麹町の弘済会館で「第62回通常総会」を開催した。
当日は、第61期事業報告・会計報告がなされた後、第62期事業計画、収支予算について審議、可決された。また、第62期役員・評議員が選任された。
また席上で、「平成23年度表面技術協会-協会賞・功績賞・論文賞・技術賞・進歩賞・技術功労賞-授与式」が行われ、以下のとおり表彰された。
●協会賞 (1名)
板谷謹悟 (東北大学 原子分子材料科学高等研究機構)
業績:原子レベルでの電極反応の解明に関する先駆的研究
●功績賞 (2名)
(1) 青柿良一 (職業能力開発大学校)
(2) 今井八郎 (芝浦工業大学 教育支援センター)
●論文賞 (2件)
(1) 模擬めっき廃液中の銅、亜鉛、ニッケルイオンの硫化カルシウムによる選択硫化と生成金属硫化物スラリーのろ過特性
(表面技術 第60巻 第6号 405~412ページ)
征矢勝秀、Dalibor Kuchar、窪田光宏、松田仁樹 (名古屋大学 大学院工学研究科)、福田 正、柳下幸一 (三進製作所)
(2) 3次元集積回路電極用Siマイクロ孔内側壁に超臨界流体を利用してCuを堆積した際の被覆特性の検討
(表面技術 第60巻 第8号 533~539ページ)
松原正弘 (山梨大学 大学院医学工学総合教育部)、近藤英一 (山梨大学 大学院医学工学総合研究部)
●技術賞 (1件)
(1) 温度低減効果評価に基づく高日射反射率塗料及び塗装仕様の開発
松野英則、近藤則夫、櫻田将至、高橋浩二、徳田千尋 (大日本塗料 一般塗料部門 建築塗料事業部)
●進歩賞 (2名)
(1)荻原仁志 (東京工業大学 大学院理工学研究科 物質科学専攻)
業績:硬質微粒子を含有する複合めっき作製に関する研究
掲載:表面技術 第60巻 第7号 448~452ページ ほか
(2)四反田 功 (東京理科大学 理工学部 工業化学科)
業績:マイクロカプセル複合めっきに関する研究
掲載:表面技術 第59巻 第3号 190~194ページ ほか
●技術功労賞 (6名)
(1)足立和久 (日本化学工業 徳山工場)
(2)落合秀明 (日本化学工業 徳山工場)
(3)川口勝美 (JFEスチール スチール研究所)
(4)川島豊太 (JFEスチール スチール研究所)
(5)松尾幸憲 (日鐵テクノリサーチ 君津研究試験センター) *新日本製鐵より出向中
(6)和田静治 (九州テクノリサーチ 試験部) *新日本製鐵より出向中