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SEMICON Japan 2024

 

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JAPAN PACK 2019開催、食品包装で活躍するモーション技術が披露

5年 ago
JAPAN PACK 2019開催、食品包装で活躍するモーション技術が披露kat 2019年11日11日(月) in


 日本包装機械工業会は10月29日~11月1日、千葉市美浜区の幕張メッセで「JAPAN PACK 2019(日本包装産業展)」を開催した。同展は、国内外の包装機械、包装資材、包装材料加工機械、食品加工機械、医薬・化粧品製造機器、物流機器および関連機器の新製品を展示公開し、産業の合理化と国民生活の向上に寄与するとともに貿易の振興を図り、業界の発展に資することを目的とするもの。今回は、「きっとみつかる あなたの包程式」をテーマに463社・団体/2282小間の規模で開催された。

 

 ベアリング&モーション技術関連では、以下のような出展があった。

 イグスは、食品包装機械産業に適した様々な製品・ソリューションを展示した。低コストロボット「ロボリンクDP」は統合ギヤボックスを有する樹脂ベースのロボットアームで、従来のロボリンクDCより高精度で耐荷重性能を向上したほか、速度向上とさらなる軽量化を実現している。また、搬送工程で滑らせたい箇所の形状に合わせて自由自在にカットでき、貼り付けるだけで低摩擦・耐摩耗特性を付与でき滑らかな搬送を可能にする高性能ポリマーしゅう動材「トライボテープ」を紹介した。さらに、金型不要で希望の形状のしゅう動部品を造形する「オンラインツール 3Dプリントサービス」を紹介した。
 

イグス「ロボリンクDP」

 

 サーフテクノロジー/不二WPCブースでは、①フィルムを切るギザ刃にフィルムカスが付着して切れ味が悪くなる、②フィルムカスを取るのに手間・時間がかかり最悪の場合は製造ラインが停まってしまう、③刃の再研磨も数回しかできないため新品の購入頻度が増える、といった包装機用ギザ刃のメンテナンスの課題に対して、同社のマイクロディンプル処理®を用いることで、フィルムカスの付着抑制や洗浄性の向上、刃の欠け対策に効果があることをアピールした。また、さらにDLC(ダイヤモンドライクカーボン)コーティングを施すことで、さらなる寿命延長が可能とした。
 

サーフテクノロジー/不二WPC「包装機用ギザ刃対策のマイクロディンプル処理」

 

 ハイウィンは、作業範囲が広く、高速・高精度なパラレルリンク機構で、ロボットに視覚システムと自動化機能を搭載して自動ソートする「自動分類ロボットシステム(パラレルリンクロボット/RD403)」を披露した。欧州規格EN1672-2対応のため食品産業にも適している。また、単軸リニアモータ位置決めステージ「SSA」や、ボールねじとリニアガイドウェイをモジュール化したACサーボモータ付単軸ロボットなど、同社製品を組み合わせた「ガントリーシステム(SSA-単軸リニアモータステージ、単軸ロボット採用)」を紹介した。
 

ハイウィン「パラレルリンクロボット/RD403」


 

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「ハノーバーメッセ2020」プレスカンファレンス開催、見どころを紹介し日本企業の出展を募集

5年 ago
「ハノーバーメッセ2020」プレスカンファレンス開催、見どころを紹介し日本企業の出展を募集kat 2019年11日11日(月) in

 2020年4月20日~24日にドイツ・ハノーバー国際見本市会場で開催される独・ハノーバーにて開催される世界最大の産業技術見本市「HANNOVER MESSE(ハノーバーメッセ)2020」(主催:ドイツメッセ/ドイツ・ハノーバー)に関して、11月6日にプレスカンファレンスが開催、概要と見どころが紹介された。

 また、日本能率協会 ドイツメッセ日本代表部からは、日本企業の出展が呼びかけられた。

右から、ドイツメッセ・マルコ ジーベルト氏、インドネシア共和国大使館・リマ チェンパカ氏、ロボット革命イニシアティブ協議会・久保智彰氏、日本電機工業会・苗村万紀子氏、インダストリアル・バリューチェーン・イニシアティブ・渡部裕二氏、日本能率協会・竹生学史氏

 

 当日はまず、ドイツメッセ ハノーバーメッセ国際関係担当部長 マルコ ジーベルト氏が「ハノーバーメッセ2020」の開催概要と展示プログラムについて紹介した。

 日本を含む75ヵ国から6000社を超える出展企業と、95ヵ国から20万人を超える来場者が参加する見込みで、出展企業の約60%、来場者の約40%はドイツ国外からの参加となる。
世界の製造業がデジタル化、個別化、環境保護というメガトレンドを主要因とする急速な大変革期の真っただ中にある中で、「ハノーバーメッセ2020」では「Industrial Transformation(インダストリアル・トランスフォーメーション)」をメインテーマに、インダストリー4.0、FA、IoT(モノのインターネット)、AI(人工知能)、5G、スマートロジスティクスなどの最新トレンドとトピックスすべてに光を当てる。

 今回は、“Automation, Motion & Drives(自動化、駆動技術、Hall 5~9, 11~13)”、“Digital Ecosystems(デジタルエコシステム、Hall 14~17)”、“Energy Solutions(エネルギーソリューション、Hall 11~13、27)”、“Engineered Parts & Solutions(高度な工業部品・ソリューション、Hall 19~20、22~23)”、“Future Hub(未来の新技術、Hall 21、24)”、“Logistics(物流、Hall 2~4)”といった六つの会場構成による展示プログラムを用意、産業界の主要トレンドとトピックスをカバーする約80の会議とフォーラムも開催する予定。

来場者が回りやすいテーマ別の六つの会場構成としている

 

 続いて、「ハノーバーメッセ2020」のパートナーカントリーで、同年までに東南アジア最大のデジタル経済国になることを標榜するインドネシアを代表して、インドネシア共和国大使館 経済部 参事官のリマ チェンパカ氏が、同国でのインダストリー4.0への取組みや、「ハノーバーメッセ2020」インドネシアパビリオンでのイベントについて紹介した。

 同国は、2020年までに東南アジア最大のデジタル経済国になることを目指し、AI、IoT、企業用ウェアラブル、先進ロボティクス、3Dプリンティングなどに関わる同国の「Making Indonesia 4.0」ロードマップは、インダストリー4.0の技術の導入とジョイントベンチャーの拡大を通じ、インドネシア産業を近代化することに特化している。「Making Indonesia 4.0」のイニシアティブは製造業の強化を目的に策定、実行の初期段階では食品と飲料、繊維、自動車、化学製品、電子工学といった五つの領域に重点的に取り組む。

 ハノーバーメッセでは毎年、「パートナーカントリー」として特定の国に焦点を当てており、パートナーカントリーは展示会の来場者やメディアの注目を集めるだけではなく、政府関係者も来場する。「ハノーバーメッセ2020」インドネシアパビリオン(Hall21)では、会期中にオープニングセレモニーや文化ショー、ツアー、ビジネスサミット、ビジネスマッチングなどのイベントが予定されている。

 そのほか、日本企業のハノーバーメッセでの出展動向とジャパンパビリオンについて、インダストリアル・バリューチェーン・イニシアティブ 事務局長の渡部裕二氏、日本電機工業会 スマートマニュファクチャリング特別員会 委員長の苗村万紀子氏(日立産機システム)、ロボット革命イニシアティブ協議会 事務局長の久保智彰氏、日本能率協会 ドイツメッセ日本代表部 部長の竹生学史氏がそれぞれ発表した。

 2018年、2019年開催に続いて今回も、日本政府が掲げるConnected Industries (コネクティッド インダストリーズ)とその関連技術、製品、ソリューション、最新事例を世界に発信する場として、日本能率協会 ドイツメッセ日本代表部、ロボット革命イニシアティブ協議会が共同で、「Japan Pavilion For Connected Industries(ジャパン パビリオン フォー コネクティッド インダストリーズ)」を同展に設置する。日本電機工業会、インダストリアル・バリューチェーン・イニシアティブと展示エリアを隣接し一体化させ、150m2規模になる予定。

「ハノーバーメッセ2019」でのジャパンパビリオンのようす

 

 ハノーバーメッセ2020ならびにジャパンパビリオンへの出展に関する問合先は、以下のとおり。

(一社)日本能率協会 ドイツメッセ日本代表部
担当:竹生(たけお)、小坂(こさか)
〒105-8522 東京都港区芝公園3-1-22
TEL: 03-3434-6447
E-Mail: DMS@jma.or.jp
URL: https://www.jma.or.jp/dms/

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ジェイテクト、JR東日本管内のBRTにおけるバス自動運転の技術実証に参画

5年 ago
ジェイテクト、JR東日本管内のBRTにおけるバス自動運転の技術実証に参画kat 2019年11日11日(月) in in

 JR東日本、先進モビリティ、愛知製鋼、SBドライブ、京セラ、京セラコミュニケーションシステム、ジェイテクト、ソフトバンク、日本信号、日本電気は、JR 東日本が主催するモビリティ変革コンソーシアムにおいて、「JR東日本管内のBRT(Bus Rapid Transit:バス高速輸送システム)におけるバス自動運転の技術実証」を実施する。ジェイテクトは、「車体管理者」として車両の提供とステアリング操舵システム機器の設置を担う。

自動運転実験用車両

 

 実験場所はJR東日本管内の気仙沼線BRT柳津駅~陸前横山駅間(宮城県登米市)4.8kmで、実証実験予定期間は本年11月25日~2020年2月14日。気仙沼線BRTにおいて、BRT専用道を用いて、車線維持制御実験、速度制御実験、トンネル内走行実験、障害物検知実験、交互通行実験、車内モニタリング実験など、2018年度の技術実証と比較して、より実運用に近い形での技術実証を行うもの。

 2019年度の技術実証は、JR東日本管内のBRT専用道で大型自動運転バス(日野ブルーリボンシティ)を使用し、実用化を目指す上での自動運転に関する各種技術の検証を行うことを目的とし、以下の実験を行う。

(1)車線維持制御実験および速度制御実験
・BRT専用道上に設置した機器(磁気マーカ)の情報を高感度磁気センサ(MIセンサ)で読み取り、自車位置を高精度に特定することで、GNSS(全地球測位システム)電波の届かないトンネルを含む専用道上を円滑に走行する実験
・車両のアクセルとブレーキを自動制御し、柳津駅~陸前横山駅のBRT専用道上を最高 60km/hでの走行を目指すとともに、決められた位置でスムーズに停止する実験

(2)遠隔監視システムによる車内監視および乗客の動向検知の実験
・車内にカメラを設置して、走行中の乗客の席移動などを人工知能(AI)で検知し、遠隔で走行を監視するオペレーターに自動で通知する実証実験
・乗客の転倒などの事故を防止し、自動運転バスに安全に乗車するための車内モニタリン
グ機能の有用性の検証

(3)無線を用いた信号制御による各種制御実証
・車両の位置情報を無線通信で取得し、自動運転バスと対向車両の一方に優先権を信号情報として通知し、車両1台分の幅のBRT専用道を交互に通行することを実証
・自動運転バスの無線通信は、「700MHz帯ITS無線」「LTE」「Wi-Fi」を併用した信頼性の向上
・「Wi-Fi」ではマルチホップ伝送(無線が届かない箇所にリレー方式でデータを中継し広い通信エリアをカバーする伝送方法)を活用した、トンネル内を含む電波の届きにくい道路沿いでの自動運転制御の実証

 そのほか、日本の衛星測位システムQZSS(みちびき)などを活用した自動運転バスの測位実験や、専用道に設置した機器による障害物検知実験なども行う。

 先進モビリティとジェイテクトは自動運転車両の速度制御・正着制御の技術を検証すべく、自動運転バス(ベース車両:日野ブルーリボンシティ)を用いて実証実験を行う。また、ハンドル、アクセル、ブレーキを自動制御し、60km/hでの走行実現を目指す。さらに、BRT専用道に設置された実際の駅(柳津駅・陸前横山駅)を使用した正着制御(ホームに向かって密着して停止するようハンドルを自動制御)を実施する。
 

 

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イグス、状態監視できる高性能樹脂製耐摩耗スライドレールを開発

5年 1ヶ月 ago
イグス、状態監視できる高性能樹脂製耐摩耗スライドレールを開発kat 2019年10日30日(水) in

 イグスは、機械やプラントで高速スライド走行を行うエネルギー供給システム向けに、従来比5倍の耐久性を確保した高性能樹脂製スライドレールを開発した。この耐摩耗性スライドレールの状態は新開発のEC.Tセンサーで監視が可能で、インダストリー4.0に対応した計画的な保全作業を実施でき、高速・安全な運転を実現できる。

 生産現場をより効率化し、経済的で競争力の高いものとする目的から、機械設計への要求は、システムの高速化、200m以上のストローク、積載量の増加など、ますます高度化してきている。これに伴い、エネルギー供給システムのケーブルやケーブル保護管「エナジーチェーン」だけでなく、スライドレールにも新たな課題が課せられている。

 ガイドチャンネルを走行するエナジーチェーンが、厳しい条件下でも耐摩耗性を実現し長距離で稼働するには、耐久性に優れたスライドレールが必要となる。そこでイグスでは、耐摩耗性すべり軸受における長年のノウハウに基づいて、5m/秒を超える高速用に耐摩耗性に優れた高性能樹脂を新たに開発、スライドレールに適用した。この高性能樹脂製スライドレールはエナジーチェーンに負荷をかけないよう設計されており、広さ3800㎡のイグスの試験施設において従来型に比べて5倍の長寿命が実証されている。

 同社では今回、スライドレールの状態を常時監視するため、EC.Tセンサーも開発した。スライドレールの状態に関する情報を定期的に収集し、重要な技術情報を保守担当者に早期に送信するセンサーで、同センサーは新しい高速用スライドレールに直接埋め込まれ、バッテリー式で、無線で作動する。状態に関する信号は一定間隔でコミュニケーションモジュールicomに送信。icomは様々なセンサーからのデータを蓄積し、既設の保守ツールへの統合が可能となっている。

 レールの摩耗によりセンサー内部のループ回路が露出、ひいては破損し通電が途絶えた場合、寿命計算のアルゴリズムに基づき次回メンテナンスまでの日数が通知される。

 今回開発されたセンサー付きのスライドレールは、自動車製造のリニアロボットや、工作機械のガントリー、7軸ロボットなど、幅広い適用が見込まれている。

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ハイウィン、デジタルブック形式の総合カタログを完成

5年 1ヶ月 ago
ハイウィン、デジタルブック形式の総合カタログを完成kat 2019年10日28日(月) in

 ハイウィンではこのほど、同社製品の総合カタログ(http://www.hiwin.co.jp/general/catalog/html5.html#page=1)をデジタルブック形式で閲覧できるようにした。

 

 内容は以下のとおり。

1. リニアガイドウェイ

2. ボールねじ

3. サポートユニット

4. クロスローラーベアリング

5. 潤滑関連製品

6. 単軸ロボット

7. ACサーボモータ

8. DDモータ・トルクモータ

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NTN、2019 年“超”モノづくり部品大賞 日本力賞を受賞

5年 1ヶ月 ago
NTN、2019 年“超”モノづくり部品大賞 日本力賞を受賞kat 2019年10日24日(木) in in

 NTNは、モノづくり日本会議/日刊工業新聞社主催の2019 年「“超”モノづくり部品大賞」において、ステアリング補助機能付ハブベアリング「s HUB®(エスハブ)」で「日本力(にっぽんぶらんど)賞」を受賞した。

ステアリング補助機能付ハブベアリング「s HUB(エスハブ)」

 

 受賞商品は、タイヤの回転を支えるハブベアリングに、タイヤの転舵角度を最適に制御するアクチュエータを組み合わせたモジュール商品。ハンドル操作や車速に応じて、左右の前輪の転舵角度を独立して微小に修正できる。転舵角度を補正するハブベアリングとして、世界で初めて前輪への搭載を実現した。

 本商品は、通常走行時やコーナリング時に車両の操作性と走行安定性を向上させ、スリップ時などの非常時には車両姿勢の安定化に貢献するほか、タイヤすべりの抑制にもつながり、燃費改善にも寄与する。

 同社が世界シェアNo.1 を誇るハブベアリングの技術を活かして、モジュールの小型・軽量化を実現。既存のステアリング装置や懸架装置を大きく変更することなく搭載を可能とした。

 本商品を内燃機関車や電気自動車、自動運転対応車両に適用することにより、①直進時の操作性と走行安定性の向上、②コーナリング性能の向上、③スリップなどの非常時における安全な回避動作、といった車両特性の実現に貢献できる。

 近年、交通事故のない社会の実現と環境問題の解決に向けて、高い安全性と省エネルギー性を有する車両の開発や、CASEの電動化や自動運転化で実現する取組みが進められているが、本商品が内燃機関車や電気自動車、また自動運転時における安全で快適な走行に貢献するとともに、省エネルギーな自動車社会の実現にも寄与する点が評価され、今回の受賞につながったもの。

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NTN、創業100周年を記念し社史を刊行

5年 1ヶ月 ago
NTN、創業100周年を記念し社史を刊行kat 2019年10日24日(木) in

 NTNは、2018年3月に迎えた創業100周年を記念し、「沿革編」「技術編」「資料編」の3部構成で同社の100年の歴史をまとめた社史「NTN100年史 The History of NTN: 100 years」を刊行した。

NTN100年史 The History of NTN: 100 years

 

 同社は、1918年に三重県桑名市で創業して以来、戦前は日本の産業とともに成長し、その後は戦争による主力工場の被災、操業再開からの復興、激変する世界情勢の中での世界市場への挑戦など、幾多の事業環境の変化や困難を乗り越え、2018年に創業100周年を迎えた。

 今回刊行された社史は、同社のこれまでの企業活動を、各時代の経済・社会情勢といった事業環境の変化とともに振り返る「沿革編」、独自技術で開発した高付加価値商品を業種ごとに紹介する「技術編」、さまざまな会社情報をデータや画像で紹介する「資料編」の3部構成で、NTNの歴史をあらゆる側面から振り返る内容となっている。

 同社史は、同社の取引先に贈呈するほか、学校や図書館などに寄贈し、さまざまなステークホルダーの同社への理解を深めてもらう考えだ。

 また、ダイジェスト版を多言語(日・英・中・仏)で順次制作して従業員に配布。これまでの歴史を知ることで自社に対する愛着と誇りを持ち、同社で働くことの社会的意義の理解と今後のさらなる成長への糧とする狙い。

 同社史の体裁は、A4判、オールカラー 465頁 (貼函入り)。

「沿革編」サンプルページ

 

「技術編」サンプルページ

 

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ジェイテクト、モロッコ生産拠点で開所式を実施

5年 1ヶ月 ago
ジェイテクト、モロッコ生産拠点で開所式を実施kat 2019年10日17日(木) in in

 ジェイテクトは10月9日、モロッコで初めてとなる生産拠点で開所式を行った。電動パワーステアリングの製造・販売を手掛ける「JTEKT AUTOMOTIVE Morocco(JAMO)」と、JAMO敷地内で稼働するジェイテクトグループ会社の富士機工のモロッコ生産拠点で自動車用ステアリングコラムの製造・販売を手掛ける「Fuji Autotech Morocco(FAMO)」の工場完成披露式典として、執り行ったもの。

式典のようす

 

 ジェイテクトグループは欧州自動車メーカーの生産拡大が広がるモロッコにおいて、自動車メーカーのニーズを的確に把握し、製品の供給を行う目的でJAMOを2017年9月に、FAMOを2018年9月に設立した。

 両社はモロッコをはじめとする北アフリカ市場を中心とした新たな供給戦略拠点と位置づけ、これまで日本や欧州、世界各地で培ってきた電動パワーステアリングEPSの技術、生産に関する知見を活かし、競争力のある生産拠点としてEPSの供給を進めていく。

 JAMOではEPSをアフリカ市場でも年間30万台のEPS生産を目指して、欧州自動車メーカーを中心に提案を進めていく。 
ジェイテクトではグループ会社の富士機工とともに、EPSの製品技術を高めるとともに、グローバルでの生産対応力の一層の強化を進めていく考えだ。

 JAMO 敷地内で執り行われた開所式には、ジェイテクト 常務取締役 松岡浩史氏、JTEKT EUROPE COO Francis FORTIN(フランシス・フォルタン)氏、富士機工 取締役社長 大村秀一氏が出席したほか、モロッコ政府とタンジェメッド特別庁の関係者、在モロッコ日本大使、その他多くの関係者が臨席した。

ジェイテクト・松岡氏による植樹の様子


 

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ジェイテクト、電動ブレーキ用の非循環ボールねじを開発

5年 1ヶ月 ago
ジェイテクト、電動ブレーキ用の非循環ボールねじを開発kat 2019年10日08日(火) in in

 ジェイテクトは、電動キャリパブレーキ(EMB:Electro Mechanical Brake)への適用を想定した「非循環ボールねじ」を開発した。EMBは、ディスクブレーキのピストンを押す駆動源を油圧から電動モータに変更したブレーキ方式。電気自動車(EV)やハイブリッド車(HEV)等の電動車に適しており、車両の軽量化やCO2排出削減、快適性の向上に貢献する。

開発品イメージ

 

 近年の環境規制に対応するため自動車業界においても電動化や自動運転化が急がれる中、搭載する部品も、油圧から電子制御への置き換えが進んでいる。

 EVやHEVのブレーキには、回生ブレーキと摩擦ブレーキが併用されている。回生ブレーキは、モータの回転する力を電力エネルギーに変換することで減速する仕組みで、この「エネルギー回生」を最大に生かす摩擦ブレーキの制御によって自動車の燃費向上につながるが、摩擦ブレーキにボールねじを用いることで、エネルギー回生の効率向上ならびに制動性の向上に貢献できる。

 ボールねじは、電動モータの回転運動をブレーキピストンの直線運動に効率よく変換する。一般的に、ボールねじは直線運動する際にボールが軌道から脱落しないよう循環させる機構が主流。循環させる機構には様々なタイプがあるが、いずれの機構も、循環部を作ることによって本体が大きくなるというデメリットがあった。

 これに対しジェイテクトでは、EMBがブレーキ制動時に必要とする直線運動距離が短いことに着目、ボールとボールの間にばねを介在させることで循環機構を廃止しても回転を続けられる小型化したボールねじを開発した。

 また、グリースの改良により油膜切れによる効率の低下を防ぐことで、充分な耐久性を確保し、メンテナンスフリーを実現している。

一般的なボールねじと開発品の機構の違い

 

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ジェイテクト、クリープ摩耗抑制玉軸受を開発

5年 1ヶ月 ago
ジェイテクト、クリープ摩耗抑制玉軸受を開発kat 2019年10日08日(火) in in

 ジェイテクトは、ハイブリッド車(HV・PHV)や電動車(EV・FCV)の変速機や、エンジン車の無段変速機(CVT)などで主に使用される「クリープ摩耗抑制玉軸受」を開発した。開発品は、変速機のハウジング内で起こる軸受の「クリープ」によるハウジングの摩耗を抑制、次世代自動車の信頼性と快適性の向上に貢献する。国内外の完成車・変速機メーカーなどに販売を展開していく。

開発したクリープ摩耗抑制軸受

 

 軸受のクリープとは、内輪もしくは外輪が運転中に軸またはハウジングに対して回転する現象をいう。この現象は、摩耗、変色、かじりなど様々な軸受損傷が起きる原因となる。

クリープの種類と発生原因

 

 クリープが発生すると、軸受とハウジングが擦れ合うことでその双方が摩耗して軸の芯ずれや傾きを引き起こす。その結果、ギヤのかみ合い不良による変速機の機能低下や異音などの不具合が発生する恐れがある。

 従来は、クリープによる不具合を避けるため、軸受の外輪を厚くしたり、固体潤滑皮膜を使用するといった策も取られてきたが、どちらもサイズ・重量やコスト面での課題があり、最適な製品の開発が必要だった。

 こうした背景のもと、ジェイテクトでは、2016年に「新構造のアンチクリープ玉軸受」を開発した。これは、外輪の外径中央部に円周方向の溝を作ることで、「ひずみクリープ」によるハウジング摩耗の抑制に貢献する技術。今回は、この円周溝に加えて、外輪全体に特殊皮膜を施すことで、「連れ回りクリープ」によるハウジング摩耗に対しても効果のある軸受の開発に成功したもの。

従来品と開発品の構造の比較従来品と開発品の外観の比較

 

 開発品は、従来の外輪厚肉品や固体潤滑皮膜などのクリープ対策品と同等のハウジング摩耗抑制効果を実現しつつ,軽量で低価格であることから、自動車用だけでなく、クリープによる摩耗が問題となる様々な産業機械への応用が可能となっている。

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ジェイテクト、鉄鋼設備焼結機パレット台車加圧ローラ用軸受の寿命を倍増

5年 2ヶ月 ago
ジェイテクト、鉄鋼設備焼結機パレット台車加圧ローラ用軸受の寿命を倍増kat 2019年10日03日(木) in in

 ジェイテクトは、鉄鋼設備である焼結機の一層の安定稼働とメンテナンスコストの低減を目的に、パレット台車の加圧ローラ軸受に使用する特殊シールに改良を加えることで、軸受寿命が従来比2倍となる製品の開発に成功した。これにより、メンテナンス周期のさらなる長期化、信頼性の向上を実現し、顧客の生産性向上に貢献していく。量産は2020年1月に大阪府柏原市の国分工場で開始する予定で、国内外の製鉄メーカーに販売を展開し、2億500万円の売上を目指す。 

 製銑工程の焼結機は鉄の原料となる粉鉱石と粉石炭を焼き固める設備で、パレット台車は焼き固められた焼結鉱を積載運搬する。

鉄鋼設備流れ図(製銑設備~製鋼設備まで)

 

焼結機概略


 製銑の工程で使用されるパレット台車用軸受は、高荷重や衝撃荷重といった厳しい使用条件に加え、粉塵と高温という環境下で使用されているため、軸受部品の一層の長寿命化へのニーズが高まっていた。

 こうした市場ニーズにお応えするため、ジェイテクトでは2018年2月に、「加圧ローラ軸受」と「車輪用軸受」などからなるユニットを大幅に改良したが、今回、加圧ローラ軸受に使用される「密封型複列円筒ころ軸受」の特殊シールにさらなる改良を加えることで、異物侵入量を従来品比70%低減できる、密封性の高い軸受を開発したもの。

 開発した特殊シールの特徴は以下のとおり。
 
①主リップにばねをつけることで追随性を向上

②柔軟性のあるサイドリップと外径ゴム巻きにより密封性を向上

製品イメージ

 

開発特殊シールの特徴

 

ダスト侵入量比

 

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空スペース、自律分散式転がり軸受で、4点接触玉軸受のサンプル受注を開始

5年 2ヶ月 ago
空スペース、自律分散式転がり軸受で、4点接触玉軸受のサンプル受注を開始kat 2019年10日01日(火) in

 空スペースは、保持器を使用せずに玉同士を非接触にする技術、ADB(Autonomous Decentralized Bearing / 自律分散式転がり軸受)について、4点接触玉軸受ADB-QJ002(深溝玉軸受6002と寸法互換) を開発、サンプル受注を開始する。本開発品は、10月18日~19日に東京都府中市の府中市市民活動センター プラッツで開催の第30回府中市工業技術展「ふちゅうテクノフェア」で披露される。

ADB-QJ002の外観

 同社ではこれまで、「シンプルで高性能なアンギュラ玉軸受」や「表裏がなく荷重方向を選ばない深溝玉軸受」のADB2形式を提供してきたが、今回の開発品はこれらの形式を上回る性能を備えるほか、従来2個で支持していた軸を1個で支えることができるもの。

 従来4点接触軸受は、複合荷重などを受けた場合の保持器摩耗などの問題から、用途が限られていたが、開発品はADBの「玉を分散させる機能」によってこの問題を解決。結果、広く使用できる4点接触玉軸受に仕上げている(図1)。

図1 使用例

 開発品であるADB-QJ002の特長は以下のとおり。

1.少ないアキシャル隙間と角隙間:アキシャル隙間は0.012mm 以下(深溝玉軸受は約0.1mm)で、傾き(図2)は従来の1/10(荷重端のガタ0.1mm)。

2.高い負荷容量:ラジアル方向は玉の接触点が倍のため負荷容量も倍増、アキシャル方向は接触角±25°による高い耐アキシャル負荷、モーメントはアンギュラ玉軸受2個並みの耐モーメント性能。

3.低損失で安定した高速回転:軌道曲率比(軌道曲率半径/玉の直径)62%で摩擦係数0.0008(図3)を実現するほか、高速運転で玉に働く0°方向の遠心力と同じ、合成接触角0°に案内するゴシックアーチ軌道により玉の公転が安定。

図2 片持ち水平軸

 

図3 2.7°傾斜垂直軸

 

 図2~図3姿勢、ナノダイヤ潤滑~無潤滑で、合計240 時間運転が確認されている(図4)。

図4 240時間耐久 軸受トルク

 

 仕様は以下のとおり。

・呼び番号:ADB-QJ002S (内輪2分割構造)、ADB-QJ002H(内輪穴充填構造)

・外径/内径/幅:32/15/9 mm

・材質:内外輪SUS440C/玉Si3N4

・潤滑:無潤滑(ナノダイヤコートの対応も可能)

・サンプル単価:2個注文の場合@¥96,000、10個注文の場合@¥68,000、200個注文の場合@¥11,200

※本ADBは素材からの製作品、最大外径φ300、特殊溝形状も個別対応可能。
 

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ITC Sendai 2019(国際トライボロジー会議 仙台 2019)が開催

5年 2ヶ月 ago
ITC Sendai 2019(国際トライボロジー会議 仙台 2019)が開催 in kat 2019年10日01日(火) in

 日本トライボロジー学会(JAST)が主催する最大のイベントである「国際トライボロジー会議(International Tribology Conference: ITC)」が9月17日~21日に、宮城県仙台市の仙台国際センターで開催された。

開催のようす


    
 ITCは、4年ごとにJASTが主催する国際会議(2005年までは5年ごと)で、理論的研究から実用化を目指した研究までバランスのとれた発表が行われている。特に海外のトライボロジー(摩擦・摩耗・潤滑の科学技術)関連の国際会議に比べて、自動車分野をはじめ幅広い産業界で活躍するトライボロジー研究者・技術者が多数参加し発表するITCは、世界各国から多くの参加者が集まることで知られている。

 今回開催されたITC Sendai 2019(ITC仙台)について、JAST国際企画委員会委員長でITC 仙台副実行委員長の足立幸志氏(東北大学教授)は、「JASTの国際的プレゼンスの向上に加えて、トライボロジーの科学技術としてのプレゼンス向上が。トライボロジーに関わる世界中の多様な分野の研究者・技術者がITC仙台において接点を持ち交流することによる、さらなるトライボロジーの飛躍、国際的な深いネットワークの構築などが期待されている。また、トライボロジーと異分野の融合を図ることもITC仙台における狙いの一つである。ITC仙台のロゴマークには、これらの願いを込めた」と語っている。

ITC仙台のロゴ

 

 初日のオープニングセレモニーで開会挨拶に立った堀切川一男ITC Sendai 2019実行委員長(東北大学教授)は、自ら開発した「滑らない箸」でプラスチック製のボールをつかむデモンストレーションをまじえてトライボロジー研究の成果を披露しつつ、「トライボロジーの基礎研究の重要性はますます増してきており、その用途はこの箸のように拡大してきている。」と挨拶した。

挨拶する堀切川氏

 

 また、若林利明JAST会長(香川大学教授)は、「トライボロジーは持続的成長への関わりが深く、グローバルの環境保全に貢献できる。今回もそうした発表が多くなされることを期待している」と述べた。

挨拶する若林氏

 

 今回の見どころの一つが、海外と日本の研究者による、トライボロジーおよび異分野の最先端研究に関するPlenary Lecture(基調講演)。“異分野と結ぶ、次の時代を切り開くPlenary Lecture”のテーマのもと、トライボロジーの最先端を切り拓く第一線の研究者とともに異分野(ロボット研究、レオロジー研究、数学)の第一線の研究者を招待し、以下のとおり講演が行われた。

・“Nanoscale Mechanisms Controlling Friction, Adhesion, and Lubrication Using in situ Approaches”Robert W. Carpick氏(University of Pennsylvania, USA)
・“ImPACT Tough Robotics Challenge - A National Project of Japan Cabinet Office on Disaster Robotics”田所 諭氏(東北大学、ロボット研究者)

・“What is the Best Design of Oil Additives for Friction Reduction?”平山朋子氏(京都大学)
・“Tribology and Rheology: Complementary Roles in Material Research”渡辺宏氏(京都大学、レオロジー研究者)

・“In-Silico Experiments in Tribology: the Power of Modelling and Simulations”Daniele Dini氏(Imperial College London, UK)
・“Mathematical challenge to a new phase of materials science”小谷元子氏(東北大学、数学者)

 ITC仙台におけるJASTのプレゼンス強化の目玉企画としては、「Plenary panel session (主要国際トライボロジー雑誌編集長討論会)」が行われた。これは、“WEAR”誌のChristian J. Schwartz氏(Iowa State University, USA; Assoc. Editor)、“JOURNAL OF TRIBOLOGY,ASME”誌のMichael Khonsari氏(Louisiana State University, USA; Editor)、“TRIBOLOGY INTERNATIONAL”誌のMichel Fillon氏(Institut Pprime, CNRS - Université de Poitiers – ISAE-ENSMA, Futuroscope Chasseneuil, FRANCE; Editor)、“Tribology Transactions,STLE”誌のChristopher DellaCorte氏(NASA Glenn Research Center, USA; Editor-in-Chief)、“TRIBOLOGY LETTERS”誌のNicholas David Spencer氏(ETH Zürich, Switzerland; Editor-in-Chief)、 “Friction”誌のJianbin Luo氏(Tsingh ua University, China; Editor-in-Chief)、“Tribology Online,JAST”誌の杉村丈一氏(九州大学)、という、世界の主要なトライボロジー関連雑誌7誌の編集長によるパネル討論会で、「世界におけるトライボロジー研究の動向」や「未来に向けたトライボロジー研究」などをテーマに、活発な議論がなされた。

主要国際トライボロジー雑誌編集長討論会のようす

 

 また、ITC仙台の技術セッションでは、これまでのITCで最大となる650件あまりの発表講演が行われた。

 トピックスとしては、Fundamentals of tribology(トライボロジーの基礎)、Lubrication and lubricants(潤滑および潤滑剤)、Surface and interface(表面および界面)、Material engineering(材料工学)、Manufacturing and machine elements(ものづくりと機械要素)、Life(生体・生活)のテーマが、シンポジウムとしては、JAST & STLE young tribologist symposium(日米トライボロジー学会若手シンポジウム)とともに、Contact dynamics of soft matters(ソフトマターの接触力学)、 Latest technology trends for lubricating greases(潤滑グリースの最新の技術動向)、Lubricant additive and base oil technology for sustainable global environment(持続可能な地球環境のための潤滑油添加剤および基油の技術)、New challenges in tribology for sealing technology(シール技術のためのトライボロジーの新たな挑戦)、New coating technology boosting tribological performance(トライボロジー性能を高める新しいコーティング技術)、Tribology simulation(トライボロジーシミュレーション)、Wear fundamentals(摩耗の基礎)といったテーマにおいて最新の発表がなされた。

シンポジウムセッション「New coating technology boosting tribological performance(トライボロジー性能を高める新しいコーティング技術)」のようす

 

ポスターセッションのようす


 

kat

イグス、協働ロボットの安全性を高めるロボットアームホルダーを開発

5年 2ヶ月 ago
イグス、協働ロボットの安全性を高めるロボットアームホルダーを開発kat 2019年10日01日(火) in

 イグスは、協働ロボットに装備されたケーブル保護管を固定する新しいロボットアームホルダーを開発した。コスト効率に優れ、サイズ調整が可能な新しいホルダーは、人と機械が協力して作業する製造現場で高い安全性を確保する。

 サブプロセスの自動化が企業の市場競争力を強化するとして、製造現場における協働ロボットの採用が増加してきているが、協働ロボットは人のすぐそばで一緒に作業することから、センサーやカメラ、電力供給システムによって安全性を確保する必要がある。

 今回新たに開発されたロボットアームホルダーは、協働ロボットに装備されたケーブルやホースを確実・コンパクトにガイドするイグス製のケーブル保護管「3次元動作用エナジーチェーン トライフレックスR」をロボットに確実に固定できる。スリムな設計で角が丸みを帯びているため、ロボットとの接触による怪我のリスクが低減され、作業現場の安全性向上に貢献する。

 協働ロボット用のロボットアームホルダーは、ロボットアームの回りにマジックテープをセットし、ロボットアームホルダーを固定するという、わずか2ステップでロボットに直接取り付けることができる。マジックテープ式なので、様々なタイプのロボットに工具無しで固定でき、別の協働ロボットにもいつでも付替えられる。射出成形で製造されているため、コスト効率にも優れる。

 新しいロボットアームホルダーは以下の3 種類のタイプから選択可能。

①標準タイプ:内側がゴム製のサイズ調節可能なマジックテープ2 本つき

②取付ブラケット装備タイプ:ケーブルクランプ有無を選択可能

③プロテクター装備タイプ:安全性をさらに向上

 新しいホルダーは、トライフレックスRシリーズTRC / TRE / TRL 30、40、50のほか、直径の異なるあらゆるケーブル保護管にも使用できる。

kat

ベアリング&モーション技術の総合情報誌「bmt」2019年9月号「特集:工作機械」が発行!

5年 2ヶ月 ago
ベアリング&モーション技術の総合情報誌「bmt」2019年9月号「特集:工作機械」が発行!admin 2019年09日27日(金) in in

 ベアリング&モーション技術の総合情報誌「bmt(ベアリング&モーション・テック)」の第20号となる2019年9月号9月25日に小社より発行された。

 今号は、「特集:工作機械」として、これからのものづくりに対応するための工作機械技術の現状と今後について概説するとともに、工作機械の高能率化を実現するための要素技術として、スピンドル技術や主軸軸受の技術、直線運動案内の技術のほか、無潤滑プラスチックを用いたベアリング&モーション技術、さらには、加工油およびその性能を保持するための管理技術などについて紹介する。

特集:工作機械

◇これからの「ものづくり」に対応するための工作機械技術の今後・・・日本工業大学 清水 伸二
◇工作機械主軸用軸受の高機能化への取組み・・・・ジェイテクト 挾間 健太
◇工作機械主軸用センサ内蔵軸受ユニットの開発・・・NTN 植田 敬一
◇工作機械におけるスピンドルユニットおよび直動案内の技術動向・・・日本ベアリング 篠田 智 氏、佐治 匡 氏に聞く
◇工作機械におけるモーション・プラスチック技術の適用・・・イグス 北川 邦彦 氏に聞く
◇水溶性切削油の管理と自動化の動向―加工精度の安定に寄与―・・・アタゴ 藤井 ちひろ

連載

注目技術:工作機械におけるしゅう動面油の技術動向・・・EMGルブリカンツ
トップインタビュー・・・・堀越 栄治郎 氏(リューベ)

トピックス

自動車技術会、人とくるまのテクノロジー展2019 名古屋を開催
2020年4/20~24開催のハノーバーメッセに「ジャパンパビリオン」の設置が決定
ハイウィン、最短2日目出荷「短納期シリーズ」のラインナップを拡充

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THK、4方向等荷重ローラータイプの直動案内の受注を開発

5年 2ヶ月 ago
THK、4方向等荷重ローラータイプの直動案内の受注を開発kat 2019年09日19日(木) in

 THKは、超高剛性、超重荷重に適した4方向等荷重ローラータイプの直動案内「LMガイド HRX形」の受注を開始した。同社では、本製品によって、様々な装置の高剛性化に貢献していく。

 HRX形は、転動体にローラーを使用しているため剛性が高いLMガイドで、LMブロック全長を長くし有効ローラー数を増加させたため、静定格荷重向上を実現した。

 また、LMブロックに作用する4方向(ラジアル方向・逆ラジアル方向・横方向)からの荷重に対して同一定格荷重となるように各ローラー列を接触角45°で配置したため、あらゆる方向に高い剛性を有する。

 さらに、同サイズのLMブロック、LMレールで自由な組み合わせで規格を満足する互換性製品をラインナップしている。
 

 

kat

ジェイテクト、スタートアップ企業育成・支援のPlug and Play社とパートナー契約を締結

5年 2ヶ月 ago
ジェイテクト、スタートアップ企業育成・支援のPlug and Play社とパートナー契約を締結kat 2019年09日19日(木) in

 ジェイテクトは、新領域での技術革新・新規事業の創生などを目的に、世界的な大手企業などとともにスタートアップ企業の支援・育成に取り組んでいる米国Plug and Play社とパートナーシップ契約を締結した。

 ジェイテクトでは近年、CASEと呼ばれる自動車産業の大変革やスマートファクトリー化などの製造業の高度化や労働者人口の減少や環境問題など様々なニーズに対応すべく、既存事業に留まらず、新領域での研究開発や技術革新を推進しているが、これらニーズに対応するには、自社のシーズだけでなく、ベンチャー企業や社外の持つ優れた技術と掛け合わせて開発スピードを加速することで、技術革新と新領域事業の創発をする必要がある。

 そこで今回同社では、スタートアップ企業の支援・育成をしながら、その技術や知見を得ることで、新規事業領域及び既存事業領域での開発スピードを加速することを目指し、グローバルでスタートアップ企業とネットワークを構築しているPlug and Play社とパートナーシップ契約を締結することを決めたもの。

 Plug and Play社は、米国シリコンバレーを本拠地に、世界14ヵ国30拠点以上でプログラムを展開し、世界各国のスタートアップ企業や起業家との独自のネットワークを有している。同社は、グローバル・イノベーション・プラットフォームとして、世界中の企業のイノベーションを支援。モビリティやIoT、サプライチェーンやロジスティクス、スマートシティなどの広範な産業分野にわたる事業促進プログラムを運営している。

 ジェイテクトでは、Plug and Play社とのパートナー契約を締結することにより、自社での研究開発を推進するとともに、スタートアップ企業との関係構築を進めていく。これにより、既存事業での技術革新に加えて、新領域でのテーマ創出や新規事業に結び付くイノベーションを創発させていくことを目指す。

締結式の様子

 

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ブルカージャパン、11/7に大阪で「実務に役立つトライボロジーセミナー」を開催

5年 2ヶ月 ago
ブルカージャパン、11/7に大阪で「実務に役立つトライボロジーセミナー」を開催kat 2019年09日18日(水) in

 ブルカージャパン ナノ表面計測事業部は11月7日、大阪市の東京 アットビジネスセンターPREMIUM新大阪(https://abc-kaigishitsu.com/osaka/shinosaka/access.html)で、「実務に役立つトライボロジーセミナー:高分子材料のトライボロジーから問題解決に向けたトライボロジーの基礎知識と評価手法の紹介」を開催する。

 今回は、京都大学 化学研究所 教授 辻井敬亘 氏とJAPAN TESTING LABORATORIES 名古屋事業所 物性評価センター 谷田芳夫 氏による特別講演を設けている。

 問い合わせ先は以下のとおり。

・ブルカージャパン ナノ表面計測事業部 電話:03-3523-6361

・WEB登録サイト https://mbns.bruker.com/acton/media/9063/tmt1107

 プログラムは以下のとおり。

・13:15~13:30 ご挨拶

・13:15~14:30 【特別講演1】「ソフト&レジリエント・トライボロジー」京都大学 化学研究所 教授 辻井敬亘 氏

・14:30~15:30 「トライボロジーにおける一般的知識とトライボロジー評価機の概要」
ブルカージャパン ナノ表面計測事業部

・15:45~17:00 【特別講演2】「実機におけるトライボロジー ~問題解決に向けた基礎試験機の適用~」JAPAN TESTING LABORATORIES 名古屋事業所 物性評価センター 谷田芳夫 氏

・17:00~17:30 「ナノインデンテーション技術の紹介」ブルカージャパン ナノ表面計測事業部
 

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ブルカージャパン、10/17に東京で「実務に役立つトライボロジーセミナー」を開催

5年 2ヶ月 ago
ブルカージャパン、10/17に東京で「実務に役立つトライボロジーセミナー」を開催kat 2019年09日18日(水) in

 ブルカージャパン ナノ表面計測事業部は10月17日、東京都中央区の東京 ベルサール八重洲 Room6(https://www.bellesalle.co.jp/shisetsu/tokyo/bs_yaesu/access/)で、「実務に役立つトライボロジーセミナー:潤滑油のトライボロジーから問題解決に向けたトライボロジーの基礎知識と評価手法の紹介」を開催する。

 今回は、東北大学 未来科学技術共同研究センター 栗原和枝教授とJAPAN TESTING LABORATORIES 本社 分析センター 谷田芳夫 氏による特別講演を設けている。

 問い合わせ先は以下のとおり。

・ブルカージャパン ナノ表面計測事業部 電話:03-3523-6361

・WEB登録サイト https://mbns.bruker.com/acton/media/9063/tmt1017 

 プログラムは以下のとおり。

・13:00~13:15 開会挨拶

・13:15~14:30 【特別講演1】「境界潤滑における潤滑油の新しい描像(仮)」東北大学 未来科学技術共同研究センター 教授 栗原和枝 氏

・14:30~15:30 「トライボロジーにおける一般的知識とトライボロジー評価機の概要」ブルカージャパン ナノ表面計測事業部

・15:45~17:00 【特別講演2】「実機におけるトライボロジー~問題解決に向けた基礎試験機の適用~」JAPAN TESTING LABORATORIES 本社 分析センター 谷田芳夫 氏

・17:00~17:30 「ナノインデンテーション技術の紹介」ブルカージャパン ナノ表面計測事業部

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9月16日~21日、「EMO Hannover 2019」が開催

5年 2ヶ月 ago
9月16日~21日、「EMO Hannover 2019」が開催 in kat 2019年09日12日(木) in

 本年9月16日~21日、世界最大級の国際金属加工見本市「EMO Hannover 2019」(主催:ドイツ工作機械工業会(VWD))がドイツ・ハノーバー国際見本市会場で開催される。47ヵ国から2100社以上の出展者が参加、日本からは96社が出展する。 

 

 今回のテーマは「明日の製造業を動かすスマートテクノロジー」。スマートファクトリーを実現するさまざまな技術が紹介されるほか、新たな展示エリアとして「インダストリー4.0エリア」や「umatiブース」などが用意される。「umati」は、VWDが主体となり多くの工作機械メーカー・制御装置メーカーが参画して規格化を進めており、本年9月の時点で正式版のリリース準備に入っている段階となっている。今回は、世代・メーカーの異なる工作機械での通信を可能とするumatiを使って50社以上のメーカーの100台規模の工作機械をつなぐ実演を行う。

 そのほか、特別イベントとして「付加製造の輪」を実施。自動車産業や航空機産業などで使用が広がる付加製造(Additive Manufacturing)技術を集め、システム企業、素材サプライヤー、ソフトウェア企業、3Dスキャニング、サービス企業などが出展。新世代の通信技術である5Gも会場で試験的に運用し、ホールの一部では実際に5Gを利用した展示が行われる。

 今回、ベアリング&モーション関連技術では、以下のような出展がなされる。

 イグスは、工具不要で開閉できる頑丈なケーブル保護管「エナジーチェーンE4Q」を紹介する。革新的なクロスバー機構によって、両側のロックを解除するだけで開閉できる。メンテナンスを容易にし、組立時間を80%短縮。工作機械業界からのコストダウン要求に対して、トータルコストダウンの手法として提案する。また、モーション・プラスチック製品にセンサを埋め込むことで、リアルタイムで動作状況をモニターし異常を報告するほか、測定した摩耗量を長年の寿命試験に基づくデータベースと比較することで正確な寿命予測や計画保守のための部品交換時期の情報をユーザーに知らせる「スマートプラスチック」では、クローズドシステムを可能にした新しいコミュニケーションモジュール「icom.plus」を披露。センシングされた予防保全のためのデータを自由に統合。ユーザーの知りたい最適な時期・間隔や通知方法で、製品の寿命・交換時期の情報がユーザーのデータシステムにクローズドで通知され、設備の稼働効率、生産効率の向上に貢献できる。

エナジーチェーンE4Q

 

NTNは、高速回転性能と高負荷容量の両立、センシングなどの高機能化を実現したULTAGE高速・重切削工作機械主軸用アンギュラ玉軸受や工作機械主軸用「センサ内蔵軸受ユニット」、工作機械主軸用「空冷間座付グリース潤滑軸受」などの精密ベアリングや、多関節ロボットの減速機用ベアリングを紹介。また、なめらかで素早い動作が可能な手首関節モジュール「i-WRIST™」や、機械の直動案内に用いるリニアモジュール、ベアリングなどの取り付けに使用する誘導加熱装置「SmartTEMP」などのメンテナンスツールを展示する。
 

SmartTEMP

 

SKFは、軸受保持器の最適化設計により、静かに運転し発熱を最低限に抑える「SKFサイレントシリーズ」や、超精密軸受の仕様をスマートフォンやタブレット端末から簡単に入手できる「超精密軸受データマネージャー」、加工時間の短縮、運転コストの低減と高い加工精度に寄与する新世代「送りねじサポート用複式スラストアンギュラ玉軸受」を紹介する。高い負荷容量と剛性、長寿命が求められる場合、「BEAS/BEAMシリーズ複式軸受」がマッチング済み組合せ軸受としても供給可能としている。
 

BEAS/BEAMシリーズ複式軸受

 

THKは、装置のコンパクト化を実現するリニアエンコーダ付LMガイド「SHS-LE」や高剛性で4方向等荷重のDF構造ローラーガイド「HRX」、優れた高速性やコンパクト設計の工作機械用ボールねじ「BSM/BSM-B」、駆動と直動案内の一体構造と省スペース構造、部品点数減による組付工数削減を実現するボールねじ一体型ボールスプライン電動アクチュエータ プレスシリーズ「DSP」を紹介。また、簡単・安全・グローバル対応で予兆検知を実現する新IoTサービス「OMNI edge(オムニエッジ)」を紹介する。
 

OMNI edge

 

日本精工は、「MORE THAN PRECISION」をテーマに設備の高効率化、安定稼動、高精度加工に貢献する最新の製品や技術を紹介。独自の表面改質技術により低速、小ストロークの繰返しで発生しやすい摩耗を低減し、精度寿命を向上する「高精度・長寿命ボールねじ」を展示する。機械のメンテナンスサイクルを延長し、安定したパフォーマンスを実現、工作機械の加工能力向上と省力化に貢献する。また、高速回転時のNRRO(回転非同期振れ)を約50%低減する「新開発保持器SURSAVE採用工作機械主軸用アンギュラ玉軸受」を紹介。従来軸受に対し、トルクが 20%低下し、低発熱・省エネに貢献、dmn300万の高速回転を実現した。工作機械の加工能力と環境性能の向上に貢献する。

高精度・長寿命ボールねじ

 

リューベとドイツ代理店のKAA-Europa社は、“One worry less!”をテーマに、機械をより高効率・安定に稼働させるための各種の革新的な潤滑システムのソリューションを紹介する。末端吐出確認と要素部品の温度監視が一体となったIoT対応の潤滑状態監視統合システム「EPM(End point monitor:末端吐出・温度センサ)」を紹介した。潤滑点で潤滑剤が正確に供給されているか常時センシングし、問題が発生した際には速やかに集中給油コントローラーにアラームを送信し、軸受やリニアガイド、スピンドルなど機械要素が致命的な損傷に至るのを防ぐ。高速スピンドルのための潤滑システムとして次世代の「全自動オイルエア潤滑システム」を披露するほか、適時・適量潤滑が可能なため経済的で環境にやさしい「リューベ ハイブリッド潤滑システム(LHL)」や乾電池駆動グリースキット「BT-102システム」や、NSF H1の認証を取得している食品・医療・化粧品業界等の機械に自動集中給脂が可能な成形機械用の純正食品グリース「LFL180-H1」などを紹介する。今回はKAA-Europa社の設立10周年を記念して、来場者を対象に、電動キックスクーター「BMW X2 City-Scooter」が贈られる抽選会も企画されている。
 

リューベ ブース

 

 

kat
Checked
32 分 44 秒 ago
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